点達が結びつく

drtacademy0729

昨日は「苫米地アカデミー」でマスターコーチとしてコーチング基礎講義をしました。

アカデミーで講義するときは、コーチングの理論をベースとしながら毎回新しいゲシュタルトを提示するために、何かしら今まで話していないことを取り入れるように心掛けています。

今まで話していない話題としては、最近経験したホットな話題もあれば、ずいぶん前の過去に経験した話まで様々です。

 

今回の講義では「特許」についての話をしながら、抽象度やゴールに繋がる話をさせて頂きました。

実は、私は以前勤めていた会社で知的財産部門にいたことがあり、そこで社内で発明された技術を「特許」にすることや知的財産戦略を担当していたことがあります。

その際に「知的財産管理技能士1級(特許専門業務)」という国家資格も取得しました。

そのため特許に関する知識はそれなりに持っているのですが、今までコーチングの講義の場では話題として出したことはありませんでした。

 

発明を特許化するためには、抽象度の概念が非常に重要になるのですが、その当時はまだ抽象度という概念は知りませんでした。

コーチングを学ぶ過程で抽象度の概念を知り、自分が知らずのうちに抽象度という概念を特許を担当している時に鍛えられていたことが分かりました。

更に、発明が特許として認められるには「新規性・進歩性・先願主義」といったことが重要になるのですが、これらも現状の外のゴールを考えていく上で有用な視点であることもコーチングを学んでいく過程で分かってきました。

今回初めてそのことを披露させて頂いたのですが、面白かったというフィードバックを数人の方から頂いため、ブラッシュアップして改めてまたどこかでお話させていただければなと思っています。

 

私の中にはそういった過去に経験したことでコーチングの話題にできることが沢山あります。

そして、コーチングを実践していて、過去のどんな経験も無駄にならないなということをいつも感じています。

それは過去とは関係ない心から望む現状の外のゴールが設定されているからこそ感じられるものであるのだと思っています。

未来に現状の外のゴールが設定され、それに向かっていく過程で、一見関係ないような過去の経験という点達が線で結びついてくるような感覚を感じられるといったら良いでしょうか。

もし無駄に感じられる過去の経験があるとしたら、それは心から望む現状の外のゴールを設定していないからかもしれません。

そういった視点で自身が向かっているゴールが心から望む現状の外のゴールになっているかをチェックしてみるもの良いでしょう。

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