大きな棚

最近、事務所の中の物の配置を変えました。

やりたいことが増えてきたり、やりたいことが変わっていくに従って、いつの間にか物も増えていたり、以前は必要だったけど今は不要な物が出てきたために、それらを整理するためです。

主に、いくつかある大きな棚の中の物の配置を変えました。

 

自分ではだいぶ色々と物を動かしたり、処分したつもりですが、全体の雰囲気はそれほどは変わっていないことに気付きました。

そして、仮にその前の状態を見たことがある人が見たとしても、ずいぶん変わったねとは言われないかもしれないなと感じました。

どうしてなのだろうかと考えたところ、大きな棚の配置は全く変えずに、その中に置いてあるものだけをイジっていたからだと思い当たりました。

 

部屋の全体の雰囲気は、やはり大きな棚(ラック)があればそれに大きな影響を受けます。

棚の中にある物を置き替えることによって、ある程度は雰囲気も変わるのですが、それは大きな棚自体を変えた時ほどは起きづらいものです。

 

私たちのマインドを変えようとする時も同じようなことがよく起きています。

自分を変えようと思って、今まで持っていたブリーフ(信念)のいくつかを変えようとします。

今までのブリーフのいくつかを変えることで、それで少しは自分が変わったように感じるかもしれませんが、それほど大きな変化を感じることは無いかもしれません。

たぶんガラリと変わったという感じはしないでしょう。

 

それは、大きな棚の中にある物を単に入れ替えたのと同じようなものだからもしれません。

大きな棚は、あまりにそこにあるのが当り前すぎて、スコトマ(心理的盲点)になり、かえって替えたり動かしたりすることを考えないものです。

或いは、大きいから動かしたり、処分したりする大きな手間を感じて、無意識に手を出さないずにいることも多いでしょう。

 

大きな棚自体を替えてしまえば、部屋の雰囲気はガラリと替わるものです。

同じように、スコトマになっている大きな信念を変えてしまえば、自分もガラリと変わったように感じるでしょう。

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