色温度

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事務所の一部の電球を変えました。もともと付いていた電球は「電球色」で、赤みを帯びた色であったため、リラックスした落ち着いた雰囲気でした。一方で明るさは感じにくい色なので、文字を見たりする作業には不向きな電球でもありました。

そこで「電球色」を、白い色で自然な風合いの「昼白色」の電球へと交換しました。

「昼白色」にしたところ、文字も見やすくなり本を読んだり、デスクワークをする際に文字が見やすくなりました。

 

「電球色」や「昼白色」というのは電球の色を分かりやすく伝えるために使われる表現ですが、専門的には光の色を数値化した色温度(いろおんど)という表現を使います。単位はケルビン(K)で表します。

カメラなど映像を仕事や趣味にしている人には色温度で表現したほうが話が通じます。

一般的に色温度が低いほど暖かく落ち着いた雰囲気を出すことができます。反対に、色温度が高いほどクールな雰囲気を表現することができるとされています。

 

「電球色」の色温度は約3,000K程度で、「昼白色」の色温度は約5,000Kです。

人は5000K程度の色温度を自然な色と認識するようです。

更に色温度が高い「昼光色」というものもあります。

色温度は6700K程度で、青白い色味の光となります。

そのため、「昼光色」は仕事や勉強・読書などには最適の明るさといわれていますが、覚醒(緊張)効果を与えるとされているので、くつろぎたい空間などには不向きな色とも言われています。

 

纏めると、色温度の順番で「電球色(リラックス)<昼白色(自然)<昼光色(覚醒、緊張)」となります。

電球の色温度によっても私たちは影響を自然に受けています。

 

このように、私たちはいつも環境(場)とのフィードバックを無意識に取っているので、自分を取り巻く環境(場)と無縁ではいられません。

自分が今どんな環境(場)とのフィードバックを取っているのかを観察してみてください。

スコトーマになっていて気づかなかったフィードバック関係にある環境(場)に気づくことができるかもしれません。

 

 

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