RASを開く

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人間はRASの機能によって知覚した情報から自分にとって重要なものだけを認識しています。つまり私達はRASによってできあがった世界にいます。

今日は「TPIEファシリテーター認定コース」で受講生のトレーニングをした後、お気に入りのカフェに立ち寄りました。

そのカフェでコーヒーを飲んでいる最中に天井をふと見上げると、大きなスクリーンに投影できるプロジェクターが設置されているのが目に飛び込んできました。

そのカフェには何度も行っているのですが、今まで天井にプロジェクターがあることには全く気がついていませんでした。

最近、映画上映のプロジェクト「Liberty Cinema Club」を始めたこともあり、上映できる心地よい場所を無意識に探していました。

今までプロジェクターは自分にとって(少なくともカフェでは)重要なものではなかったので、全く認識に上がっていませんでした。

つまりRASによって、’そのカフェにはプロジェクターが無いという世界’に私はいたのです。

しかし、今は重要なものが変わり(増え)、’そのカフェにはプロジェクターがあるという世界’に変わったのです。

今は認識できていない(スコトマになっている)情報を認識できるようにすることを「RASを開く」という表現の仕方をします。

RASを開くには、新たなゴールを設定することです。

ゴール設定によって、RASを上手に活用すれば、(目の前の)世界がどんどん変わっていきます。

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