未収録原稿【エピソード】ルー・タイスが自分に課した3つのルール

『マインドの教科書』の構成の都合上掲載できなかった「コラム」と「エピソード」の原稿があります。そちらを順次掲載していきたいと思います。『マインドの教科書』と共にお読みくださればと思います。

以下に掲載するのは、その中の8つ目のエピソードです。


エピソード「ルー・タイスが自分に課した3つのルール」

ルー・タイスが人を助けられるような人物になりたいと思った時、自らに3つのルールを課しました。その3つのルールとは、「正真正銘の自分であること(Authentic)」、「成長を続けること (Progressive)」、「成果を上げること(Effective)」です。それぞれ意味するところを見ていきましょう。

(1)正真正銘の自分であること (Authentic)

いつも自分に正直であり、自分を偽らないことです。他の誰かであることを演じたり、自分とは違う人物であるようなフリをしないということです。相手によって態度を変えたりしないということでもあります。自分に正直であることは、時にリスクが伴います。それでもそのリスクを取ることが重要です。自分に正直でないと、人を助けられるような人物にはなれないのです。

(2)成長を続けること(Progressive)

自分で正直であるということは、そのままで良いということではありません。いま自分がどの位置にいたとしても、そこから成長していこうとする姿勢が大切です。一日一日、より良い自分になっていくということです。人の成長を助ける人になるためには、自らが成長を続けようとしているマインドの状態であることが大切です。

(3)成果を上げること(Effective)

成果を上げるということは、実際にゴールを実現するということです。多くの人が夢を掲げるだけで終わってしまいます。夢を掲げることだけなら、誰でもできるかもしれません。しかし、人のゴールの実現を助けられる人になるためには、自らがゴールの実現にこだわり、実際にそのために現実世界を変えていく必要があります。ルー・タイスは40年以上このルールを続けてきたそうです。だからこそ実際に偉大なコーチになったのだと思います。

単に自分が良くなりたいというではなくて、他の人がより良くなるため、世界がより良くなるために自らに課したルールです。

もし、自分も他人を助けられるような人物になりたいのだとしたら、この3つのルールを自らに課してみることです。
コーチになりたい人であれば、コーチになるために必要なルールと言っても良いでしょう。

このルールを自分に適用すれば、マインドの使い方は圧倒的に上手くなるはずです。


 

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田島大輔著
苫米地英人監修
開拓社

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