アボカドを食べていたら突然ロウソクが作りたくなりました。半分に切ったアボカドの中身をスプーンで綺麗に取り除いて(食べて)、皮のすぐ内側から中心に向かって緑、黄色、茶色の顔料を混ぜたパラフィンを三層になるように流し込んでいき芯を入れて完成。美味しそうなアボカドのロウソクができました。
あまりリアルに作りすぎると商品サンプルのようになってしまうので、あえて記憶だけを頼りに複数の顔料や融解温度の違う蝋を配合して作りました。
他にはない芸術性の高い作品だということで周りの人の評価も高く是非商品化をと勧めてくれました。
たぶん実物を横に置きながらそれに合して作っていたら面白い作品にはならなかったのではないかと思います。
このアボカドロウソクの商品化も検討したのですが、即席で作ったものなので経年変化が分からず放置して様子をみることにしました。暫くすると生の皮を使って何も処理をしていなかったためか乾燥とともに皮が割れてしまい、今のところ商品化には至っていません。
うまい皮の処理方法を見つけたら商品化するかもしれませんし、様々な食物の皮を使ったロウソクの作品展をひらくかもしれません。
食べ終わったら捨ててしまう食べ物の皮ですが、その皮からもイメージの中で新しい世界が広がっていっています。