日常生活において視覚から得た対象物の色や形などの情報を基に判断をしていることが沢山あります。その判断をする際には過去の記憶や常識(常識もまた過去の記憶からなりますが)との照合を無意識に行っています。
無意識に過去の記憶と照合して判断や行動をしていることは、全てを意識的に行動しなくて良いという効率的な側面もありますが、それが困った自体を起こすこともあります。
カンボジアのシェムリアップ国際空港で急いでトイレに行こうと思った時です。
男子トイレはこちらだなと確認して入った途端 、「ドキッ」。
なんだか様子がおかしいことに気が付きました。
どうやら女子トイレに入ろうとしていたようです。
なんで間違えてしまったんだろうと思ってトイレの入り口を確認してみると、男性トイレと女性トイレの区別を示す表示がどちらも青色だったのです。
日本では、男性が青、女性が一般的なので、青の表示を見て、無意識に男性トイレだと判断してしまったようです。
更によく見ると表示が小さく男性と女性の区別がしづらい絵であったことも原因のようです。
海外のトイレの表示は、男女の色の区別がない方が一般的で、両方青だったり黒だったり、また国によっては男性が赤、女性が青だったりすることもあります。
絵についても国際的に統一はされていません。
女性がスカートを履いていたり、履いていなかったりと。
次の写真はカンボジアのプノンペン国際空港でのトイレ表示です。
どちらも青ですね。
(私が間違えたシェムリアップ国際空港の写真は撮り忘れました)
国によって常識が異なること、そして無意識の判断の凄さと怖さを体験した事例でした。
海外でトイレにいく時はお気をつけ下さい。