この写真に写っているものは何でしょうか。何の一部でしょうか。
象の鼻ではないですね。
ポットの先だと分かりましたか。
きっとほとんどの人がポットの一部だと分かったと思います(コーヒーを淹れるためのポットなので先が細く長くなっています)。
でも考えてみると不思議ですよね。
全体の一部である注ぎ口の部分しか見えていないのに全体がポットだと分かるのは。
なぜ分かるのかというと、人間にはゲシュタルト能力(バラバラなものを統合してひとまとまりの状態にする能力)があるからです。
このゲシュタルト能力を高めることは、実業家として世の中に新しい価値を創る際にとても重要となってきます。
また、コーチとしてもゲシュタルト能力が低いとクライアントを観察してクライアントのブリーフシステムを推測することが難しくなります。
そのためコーチとして、また実業家としてハイパフォーマンスを上げるにはゲシュタルト能力を高める必要があります。
ゲシュタルト能力を高めるにはどうしたら良いのでしょうか。
それは抽象度の高い思考方法を身につけることです。
ゲシュタルトとは「低い抽象度でバラバラになっているものが、抽象度を上げることにより1つの整合的なものになること」だからです。
しかし抽象度の高い思考方法を身につけようと思っても、抽象度の高いゴールがなければそもそも抽象度の高い思考方法を身につける必然性が生まれません。
そのためゲシュタルト能力を高めるには、まず抽象度の高いゴールを持つことが必要です。