道を歩いていたら突然フェンスが前方に立ちはだかり、それ以上真っ直ぐ先に進むことができませんでした。
どうやら歩いていた道は都市計画道路の一部でフェンスの向こう側はまだ用地買収が一部しかできていない所のようです。
地図を見ると、未買収の土地の先には今まで歩いていた道の延長線上にあたる道路が既にできていました。
このように分断された道路や鉄道のことをミッシングリンクといいます。
生物の進化や系統において発見されていない間隙もミッシングリンクといいます。
この道路のミッシングリンクを見て、コーチングもミッシングリンクのようなものだなと思いました。
コーチングにおけるゴールは、現状の外に置かれます。
ゴールが現状の外ということは、現状とゴールを繋ぐモノ(方法)がその時点では無い、もしくは分からないということです。
つまり、現状からゴールまでの道のりは道路が連続して敷かれているのではなく、ミッシングリンクのように分断されています。
そして、ゴールに向かう過程で、ゴールに至る道筋を見つけ、切り拓き、そして整備していきます。
ゴールへ至るプロセスは、まるでミッシングリンクを繋いでいくようなものです。
そうやってミッシングリンクが解消され、一度誰かが通した道は、後に続く人が通る道ともなります。
ゴールが先、道は後です。
ミッシングリンクを作り、ミッシングリンクを繋ぐプロセスを楽しみましょう。