雨が降り川の水嵩が増し、いつもより流れが速くなっていました。都内にいると日ごろ目にする川は、川の下流にあたります。
川の上流の端にあたる水源までは数十キロはあるでしょう。
私達の日常に起こる多くの問題も、それを目にするのはたいてい「川の下流」です。
そして、その「川の下流」で見られる問題に日々対処したり、悩んだりします。
でもその問題のおおもとは「川の上流」で起きていることがほとんどです。
でも「川の上流」は普段見えないか意識に上らないものだから、問題が「川の上流」で起きていることにも気づきませんし、思いも至りません。
「川の下流」での問題に対処している限り、それは対症療法であり、問題の根本原因はなんら解決されていません。
そしていつまでもモグラたたきのように問題に対処し続け、疲弊していくことになります。
問題の根本原因が「川の上流」にあるのであれば、「川の上流」に働き掛けなければいけません。
では「川の上流」とは何でしょう。
・それはゴールです。
・それは未来です。
・それは下流より抽象度の高いものです。
答えの表現方法はいくつかあるでしょう。
もし目の前に問題があるのだとしたら、「川の上流」に意識を向けてみて下さい。
そして「川の上流」に働き掛けをして下さい。
「川の上流」が変われば、目の前の問題は解決されるか、そもそも問題でも何でも無くなるでしょう。