毎年恒例の表参道のイルミネーションが点灯していました。今年ももう始まったのかと思ったら、まだ通りの片側しか点灯していませんでした。
どうして片側だけなのだろう、とHPを確認してみたら12月1日からスタートで今はまだ準備中のようです(表参道イルミネーション 2015:2015年12月1日? 25日点灯)。
点灯している側の歩道を歩く人達は、イルミネーションの輝きを浴びながら、いつもより弾むように歩いていているように見えました。
歩道橋に上り、片側しか点灯していない通りを眺めていたら、「イルミネーションは暗い中だからこそ明るく輝いて見えるんだな」と思いました。
こう言ってしまえばなんだか当たり前のことですが、日頃からスコトマの存在について意識無意識に考えている私には、その光景が見えているものと見えていないものとのメタファーのように感じられました。
イルミネーションは私も好きですし、イルミネーションがあるとその光に目を奪われます。
でも、その瞬間にも光の周りには暗闇があり、その暗闇の中にたくさんのものが存在していることを忘れてしまっています。
イルミネーションに限らず、私達が日常において注意を向けているものにも、同じようにその周りにはたくさんのものが存在しています。