檜の豆腐作り器を手に入れました。ネットでたまたま見かけて、箱好きな私としてはそのデザインに惹かれてしまいました。送られてきた荷を解くと檜の良い香りが立ち上ってきました。
箱の横と底に穴の空いたその形状と檜の香りから、これは美味しそうな豆腐ができそうだとイメージが膨らみました。
本当は大豆から作るのが良いのですが、大豆をつけこむのに20時間ぐらいかかるため、まずは手元にある豆乳から作ってみることにしました(大豆から作るとオカラも同時に作ることができます)。
まず、豆乳を鍋に入れて80度位に温めた後、そこにニガリ液を入れてかき混ぜます(混ぜすぎると硬い豆腐になるそうです)。
そのまま15分ぐらい放置すると全体が凝固してきました。
豆腐作り器に布をしいて、そこに流し込みます。
押し蓋をしたら、500g程の重石を置いて水を切ります。
(重石として小輔を置いたのですが、軽すぎたようです)
写真を見て今気づいたのですが、天地を逆にしてしまったようです(穴が開いている方を下にする必要がありました)。
15分ほど放置したら豆腐が固まりました。
その後30分ほど水にさらしたら完成です。
ざっと1時間ほどで豆腐が完成しました。
意外と簡単にできてしまった感じです。
さて、問題のお味ですが、スタッフ一同「これは本当に美味しいですね」と大満足のご様子。
一度作ったらヤミつきになりそうなほど美味しくできました。
次は大豆から作ってみたいと思います。
なんでも自分で作ってみると、今までスコトマに隠れていた意外な発見や気づきがあるとともに、これから目に入ってくる情報が変わるものです。
既成品ばかりを使ったり、食べていると、それが出来上がるまでのプロセスはスコトマに隠れたままです。
そのプロセスには、新しいアイディアや今抱える問題に対する解決のヒントが眠っているかもしれません。
更に原材料などにも目を向ければ、今までは知らなかった生産者や地域、環境問題、今までの歴史なども知ることができるでしょう(例えば、私はニガリに興味を持ち調べてみたところ豆腐の歴史を知ることができました⇒「にがりの知識」吉川商事株式会社)。
そうやって様々なものが繋がり始めることで、同じものを見ても(豆腐を見ても)、それまでよりずっと豊かにその対象から情報を得ることができるようになります。