真夜中に降った雪により東京では交通機関に大きな影響がでています。入場規制が掛かっている駅の外では長蛇の列ができていました。
(そんな交通網の混乱をよそに 小輔は喜び バルコニーをかけまわり 雪だるまとともに 記念撮影をしていました)
降雪後の交通混乱や足元が悪い中でも駅へ向かう人、長蛇の列に加わる人などを見ていて、改めて目的地について思いを巡らせました。
こんな困難な状況の中、彼らはなぜ駅に向かい電車に乗ろうとするのでしょうか。
当たり前のようですが、それは目指す地、つまり目的地があるからですね。
もちろん目的地にたどり着くことが目的ではなく、何かしらの目的を成し遂げるために目的地を目指すの訳です(中には目的地を目指すことだけが目的になってしまっている人も見かけますが)。
いやいや目的地を決めない旅に向かっている最中だ、という人も列に紛れ混んでいたかもしませんね、Have a nice trip! 良い旅を。
もとい、人は目的地に向かって無意識に進みます(コーチングでは、それを”テレオロジカル;teleological”といいます)。
問題は、いま向かっているその目的地は誰が決めたか、ということです。
その目的地は自分が望んで決めたという人もいれば、誰かに決められたという人もいるでしょう。
もしも、「天気も悪いし電車も乱れているから今日は休んで良いよ」と許可を与えられたとしたら、あの列はどれだけ短くなっていたでしょうか。
これぐらいの事では会社や学校は休みにならないし、行くのは気が進まないけど、行かなければペナルティーや不利益を被るからと渋々並んでいた人も大勢いたに違いありません。
いま向かっている目的地は自分が心から望み決めたものでしょうか。
それを確かめる一つの方法は、「誰に止められても、その目的地を目指して行動するか?」です。
誰かに止められたぐらいで諦めてしまうぐらいなら、本当に自分が心から望んだ目的地(ゴール)ではないということです。