Upside Down

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眼下にうろこ雲を見下ろし、オレンジ色の夕陽を翼に受けながら、上へ下へと右に左へと自由に羽ばたきながら飛んでみました。

と、上の写真を見ながら書いてみました。

でも実際には、上の写真は、(地上から見上げて撮った)下の写真を単に180度反転させたものです。

sky_plane

同じ素材にもかかわらず、トップとボトムをひっくり返しただけで、その様相もそれを見て膨らむイメージもだいぶ異なるものとなることが分かると思います。

例えば、雲を現在自分の持っているゴールだとすると、その雲は上にあり、今いる地上から雲にたどり着くまでのギャップはだいぶあるように感じます。

そのギャップがあることで、まだまだ伸びしろがあるなと、成長の余地を感じているかもしれません。

一方で、その雲は天井のような役割をしているかもしれません。

つまり、無意識のうちに自分の限界を作るための機能を雲に持せてしまっている可能性はないでしょうか。

まだまだ雲まではだいぶ距離があるから、何もしなくても大丈夫だと無意識では感じているかもしれません。

 

私達の限界は、想像の限界で決まります。

その想像の限界を、その雲(現在のゴール)が作ってしまっていることがあります。

今持っているゴールをトップではなく、ボトムに持って行ったらどうでしょうか。

今のゴールがボトムになった時に見える景色はすぐに想像できなくても、そこに何があるんだろうという想像力を始動させることができます。

その想像力を働かせているうちに、今までは見えなかったゴールがそこに見えてくる可能性が高まります。

その新たに見えたゴールは、いま自分が囚われているシステムから抜け出すためのゴールかもしれません。

今のゴールをボトムにした時に生まれるその新たなゴールからは、今までとは量と質の異なる新たな創造性やエネルギーが湧いてくるはずです。

 

ちなみに、横に90度回転させたら、また違う世界が見えてきましたよ。

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