飛行姿勢

airplane_attitude

飛行機が飛行中に、地面に対して機体がどのくらい前後左右に傾いているかを示す度合いを「飛行姿勢(Flight Attitude)」といいます。

前後の傾きの度合いをピッチ角で、左右の傾きの度合いをバンク角で表します。

この飛行姿勢によって、飛行機がこれから進んでいく方向が決まります。

 

私たちのマインドにもこの飛行姿勢(Flight Attitude)のような傾きがあります。

それをコーチングでは、アティテュード(Attitude(s))といいます。

日本語では、無意識の選択、行動の性向などと訳されます。

アティテュードは、私たちのパフォーマンスを決める重要な要素の一つです。

 

私たちは常に信念などに基づいて傾いており、その傾いている方向に進んでいきます。

好きなものに向かっていくことや、嫌いなものを避けるのもこの傾きであるアティテュードによるものです。

何かの出来事があった場合、それに対して自身がどのように受け止めるのか、どのように解釈するかもこのアティテュードによって決まります。

 

アティテュードは飛行機の傾きのようなものですが、その傾き自体には良いも悪いもありません。

ただ傾いているというだけです。

そして傾いている方向にただ進んでいくというだけです。

 

その傾きが良いか悪いかは、自分のゴールが決めることです。

つまり、自分のアティテュードによって決まる進む方向が、ゴールに近づくか、遠ざかるかによって、自分にとって良いか悪いかが決まります(飛行機の飛行姿勢も目的地があってこそ良いか悪いかが決まるのと同じです)。

ゴールが変われば、今までは良かったアティテュードも、悪いアティテュードになることもあります(ゴールによって好き嫌いも簡単に入れ替わってしまいます)。

 

ゴールに合わせたアティテュードを持っていれば、日々益々と無意識にゴールに近づいていくでしょう。

ゴールに合わないアティテュードを持っていれば、日々益々と無意識にゴールから遠ざかっていくでしょう。

 

ゴールを維持し続けていけば(ゴールの臨場感が現状より高ければ)、アティテュードは自然とゴールに合わせたものに変わっていきます。

ゴールは下げてはいけません。

高いゴールを維持し続け、アティテュードを変え、飛行機のごとくゴールへ向かって優雅に大空を飛んでいきましょう。

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(アティテュードの重要性、そしてゴールに不要なアティテュードであれば変えることを忘れずにいるために、私は飛行機の模型を置いています)

1 Comment

  1. 田島マスターコーチ、大変分かり易いご説明を頂きまして、有難う存じます。親戚(パイロットの卵) にも、共有させて頂きます。

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