壁の埋め込みコンセントの差込口が割れていました。いつ割れてしまったのか分からないのですが、使えるからいいやと長い間そのまま放置していました。
割れていることに初めて気がついた時は、その見た目にかなりの違和感を覚え、早く直したいなと感じました。
しかし、管理会社に連絡して・日程を調整して・立ち会ってと手間と取られる時間を考えていたら「使用頻度も高くないし、使えるからまぁいいや」とついつい後回しにしていました。
そして、いつの間にかその壊れた状態に自分の方が自然と慣れてしまっていたのです。
初めて壊れていた状態を見た時は、自分の内側の<壊れていない映像>と、外側の<壊れている映像>との不一致によりネガティブな感情が湧きました。
しかし、日々<壊れている映像>に接しているうちに、しだいに自分の内側の映像が<壊れている映像>に置き換わってしまっていたのです。
私たちは、自分の内側と外側の映像が違うときに(ネガティブな感情とともに)違和感を覚えます。
そして、自分の内側と外側の映像をどちらかに合わせようと無意識が勝手に働きます。
今回のケースでは自分の外側を変えずに放っておいたために、いつの間にか外側の映像に内側の映像を合わせてしまっていました。
そのようなことが日々私たちにたくさん起きています。
そして、放っておいたら自分の内側が壊れた映像だらけになってしまっているかもしれません。
それを防ぐためには、それが何にしろ壊れたままの状態で放置しないことです(壊れていない状態の映像の臨場感を強くすることです)。
(手間が掛かると当初は放っておいてしまいましたが、そもそも替えのパーツをAmazonで購入しても300円程度。しかも私は電気工事士の資格を持っているので自分で取り替えることも可能でした(電気工事士法により埋込みコンセントの施工は電気工事士の資格が必要です。つまり私はそれに必要な知識も技術も資格も持っていました)。そして実際やってみると作業時間はわずか3分程度。放っておいて壊れたままでいる外側は、案外そんな程度のものばかりかもしれませんよ)