砂時計

sandglass_DxO

砂時計をひっくり返すとサラサラサラと砂が落ちていきました。

写真のひょうたん型の砂時計は、葛飾にある金子硝子工芸のガラス職人金子實さんが職人の技で一つひとつ丁寧に作られたものです。

ひょうたん型の砂時計を作れるのは、金子さんの弟と日本で2人だけだそうです。

この砂時計の砂は、砂鉄で、正確な時間を測るのに最も適しているようです。

実際計ってみると3分の砂時計で誤差は1秒以内でした(説明には1分につき1秒前後の誤差はご容赦を、と書かれていましたがそれよりももっと正確でした)。

美しい形、そして正確さから、とても繊細なお仕事をされていることが伝わってきて嬉しくなりました。

 

時間は目に見えませんが、砂時計を眺めていると時間が形になって目に見えるような感覚を抱きます。

時間は過去から未来に流れているという感覚が一般的ですが、コーチングでは時間は未来から過去へ流れていること学び、それが体感できるようになります。

一度その時間の流れの体感が変わると、時間は未来から過去へ流れるのが当たり前のように感じます。

 

この砂時計を見ていても、上にある砂が未来、(中心の)くびれが現在、そして下に落ち溜まっていくのが過去だという風に感じます。

この砂時計は3分のものですが、それを4分や5分にしたければ、下に溜まった砂の方ではなく、上にある砂を増やす必要があるでしょう。

くびれをこれから通り抜ける砂の種類や色を変えたければ、上にある砂の種類や色を変える必要があるでしょう。

いくら下に落ちた砂にいくら働きかけても、砂時計のくびれを通り抜ける時間の長さや種類を変えることはできません。

私たちが変えることができるものも、下の砂である過去ではなく、上の砂である未来です。

その未来への働き掛け方を身につけ、現在(通り抜ける砂)を変えるのがコーチングです。

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