昨日はビジュアライゼーションが上手になるコツとして「思い描く(Visualize)」を「体験する(Experience)」に替えてみる方法を紹介しました。
思った以上に反響が大きかったので、もう一つコツを紹介しましょう。
(日頃このTAJIMA+ではコーチングのテクニックはあまり書かないのですが、たまには良いですね)
ゴールに対するアファメーションを書き、ビジュアライゼーションを行うプロセスの中で、映像を思い描くこと(Visualize)が難しい場合や体験すること(Experience)が難しい場合は、次の方法を試してみるといいでしょう。
それは
「状況の一部始終を自分に説明しながら映像化を進めていく」(Explain)
という方法です。
例えば、(自分の見ている)周囲の状況を鮮明にするためには、
「自分がどこにいるのか?」(Where)
「なぜそこにいるのか?」(Why)
といったことを自分に説明していきます。
更に、
「誰と一緒にいるのか?」(Who)
「何をしているのか?」(What)
「どのような気持ちか?」(How)
といったことを自分に尋ねていきます。
自分に説明していく時には5W1Hを使うといいでしょう。
ただし、現在形の未来を、今、体験するのでWhenは使いません。
これでも鮮明にイメージするのが難しい場合として考えられる主な原因は2つあります(それ以外にもあるかもしれませんが)。
1.リラックスできていない
ストレスがかかっている時は、鮮明にイメージすることが難しいものです。
鮮明にイメージすることが難しい場合は、十分なリラックス状態ではない可能性が高いです。
リラックスする方法はここでは取り上げませんが、リラックス方法を取り入れるとビジュアライゼーションが上手になる可能性が高まります。
2.アファメーションの言葉が具体性に欠ける
ゴールが現状の外であり、抽象度が高いものであれば、ゴールは具体性に欠けた表現になります。
一方、ビジュアライゼーションのためのトリガーとなるアファメーションの表現は具体的で明確であっても構いません。
映像化が難しい場合は、アファメーションの表現を具体的で明確なものにしてみて下さい。
それでも、具体的で明確にならない場合もあるでしょう。
それは単に知識が無いからかもしれません。
そのゴールに関連した沢山の知識を手に入れることで、具体的で明確なアファメーションが書けるようになってきます。
昨日、今日でビジュアライゼーションのコツを幾つか紹介してみました。
まだまだコツの引き出しはあるので、機会を見て紹介することがあるかもしれません(アファメーションの指導ができるプロのコーチを付けるのも一つの方法です)。