解体

demolish事務所の周辺では2020年に開催される東京オリンピックに向けて古くからある建物が次々と解体されています。

それらの解体されていく建物達は1964年に開催された先の東京オリンピックに向けて建てられたものが大半です。

バルコニーの目の前に見える団地も8月から本格的に解体工事に入り、数日毎に1棟づつ、解体される音とともに目の前から消えていっています。

この1ヶ月の間に団地が遮っていた向こうの景色が次第に見えはじめ、目の前の景色はすっかり様変わりしようとしています。

残っている棟も残り僅かとなりました。

大きな重機を使って、大きな音とともに解体されていくそれらの建物を見るたびに、現状を壊していくことの大変さを感じています。

築50年程の建物達はさすがに老朽化が進んでいましたが、解体される直前まで人が普通に住んでいましたので、2020年の東京オリンピックの開催という新しいゴールが決まらなければ、まだ解体されずに修繕を繰り返しながらそのまま使われ続けていたのだろうと思います。

まだ周辺では解体を待っている建物が多くあります。

それらの建物が解体されていく姿を見る度に、私自身が現状維持をしないために、自分の中のどんなビリーフ(信念)やコンフォートゾーンを解体していく必要があるのかを見つめ直す機会となるでしょう。

そしてその見つめ直す機会は、今まで慣れ親しんだ古い信念やコンフォートゾーンを解体するために必要な新しいゴールとは何かを考える機会として活かすことができるでしょう。

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