「苫米地式コーチング認定コーチ養成講座 第9期」第3回目の全体講義。講座開始から2ヶ月が過ぎ、講座生にも様々な変化が出てきています。
私は各回の全体講義の初めに、それまでの1ヶ月間で起きた変化や出来事、気付きや疑問などを受講生から自主的に発表してもらいます。
その発表を聞いた上で、受講生のマインドに何が起きているのかということや、どうすれば更に上手にマインドを使えるようになるのかや、その体験を第三者へのコーチングに活かすにはどうすればいいのかなどを、コーチングの概念と結びつけて説明していきます。
コーチが扱うのはマインド(脳と心)ですが、そのマインドの仕組みや使い方を理解し、クライアントに教えられるようになるためには、マインドに関する知識を単に覚えるということでは足りません。
コーチングを学びながら、コーチングを受けることで起きる自身のマインドの変化を観察しながら、マインドとはこのように使うとこのように反応するのだということをコーチングの知識(概念)と結びつけながら体感として理解していくことが重要となります。
そのため、実際の受講生からの発表(フィードバック)を題材にした方が、コーチングの概念は理解し易いものですし、受講生もその知識を活かしやすくなります。
本は一般的なある層の読者を対象としているため、それだけでは自身の体験と結びつけて理解することは難しい場合があります。
こうやって生の題材を扱いながら、マインドの仕組みと使い方を理解して会得していけることが双方向的な講義での醍醐味でもあります。
コーチングとは机上の理論でもなければ、私たちの人生とは別物の何かの技術でもありません。
コーチングのコアな部分は、マインドの使い方です。
そして、マインドを使っていない人はいませんので、コーチングとはあらゆる人が対象であり、あらゆる人の人生に直接的に関わるものです。
そういったことが、全体講義3回目ぐらいからより分かってくるので、これから中盤となる講座はより楽しくなってくるはずですし、コーチングの奥深さと面白さを身体で感じることができるでしょう。