走り高跳びにおいて今は当たり前になっている背面跳び(Fosbury Flop)は、ディック・フォスベリー氏が考案した跳び方です。この背面跳びで彼は1968年メキシコオリンピックにおいて2m24cmを跳び、金メダルをとりました。
1968年当時この跳び方をしていたのはフォズベリー氏しかいなかったとのことです。
前大会のの1964年東京オリンピックでは、すべての選手がベリーロール(お腹を下にしてバーを越える跳び方)で跳んでいました。
今は常識となっている背面跳びも、その当時は非常識な跳び方だったのでしょう。
背面跳びが他の選手にはスコトマになっていたとも言えますし、想像することさえできなかったのかもしれません。
私達の限界は、イマジネーションが作っています。
想像することができないことは、それにチャレンジすることさえできないからです。
今は無理だと思っている所より高くジャンプしたければ、今持っている常識を捨て、現在のイマジネーションの限界を越えていく必要があります。
ディック・フォスベリー氏の1968年メキシコオリンピックのハイジャンプの映像を見て、非常識な方法でハイジャンプしましょう。