「FAT LAVA」とは1950年〜1970年代に西ドイツで多く作られた陶磁器です。
溶岩(=LAVA)の様な表層と目を引くようなカラーの釉薬の組み合わせが特徴的です。
大小様々ありますが、小さいもの一つでもかなりの存在感があり、置いた場所の雰囲気を変える力を感じさせます。
現在は使われてない粘土を使っているそうで、今はアンティークの一点物(いってんもの)しかありません。
一点物とは、「それ一つだけで同じものは無い品物」のことを指していいます(デジタル大辞泉より)。
一つひとつ手作りなど、量産体制で製造したものではない品物に対しても使われます(量産体制で製造したとしても厳密には全く同じものは存在しませんがここではそれは置いておきます)。
私は、量産品より一点物に惹かれます。
もちろん量産品も日常的に使っていますが、一点物もバランスよく取り入れるようにしています。
一点物の持つ魅力の一つは何と言っても、この世に同じものが二つとないことです。
それは私たち人間も全く同じです。
私たちは量産品のような存在ではなく、一人ひとりが一点物のような存在です。
つまり、二人として同じ人はこの世にはいません。
コーチは一人ひとりが違う存在であるということを常に意識しておく必要があります。
コーチがクライアントを量産品のように一括りに同じような存在として見ていたらパーソナルコーチングは機能しません。
全く同じクライアントはこの世に二人といないのです。
そして、一人ひとりが違うマインドを持った存在です。
更には、同じクライアントであっても、今日と一ヶ月後では違ったマインドを持ったクライアントです。
一人ひとりが他に同じ人がいない存在であり、その人もずっと同じではなく刻々と違った唯一無二の存在であるという見方ができたら、魅力的で価値ある存在として人を見れるようになるでしょう。