元を辿る

今日の昼間は雷とともにゲリラ豪雨が発生しました。暫くの間、大粒の雨とともに、ピカっと光ったかと思えば、バリバリと大きな音が繰り返し聞こえていました。

雷は、光と音を生みますが、光と音とのスピードが違うため、光った後に遅れて音が聞こえてきます。

音の速度は秒速約340mなので、光った後に10秒後に音が聞こえてきたら、340m/秒×10秒=3400m離れたところに雷が発生していることになります。

1秒後に聞こえてきたら、340mという直ぐ近くに落雷があったことになります。

 

雷の光と音は、時間差を持って自分の所へ届きますが、元を辿れば、一つの同じ雷から出たものです。

光だけを見、音だけを聞いていては、別物のような気がしてしまいます。

雷に関して言えば、私達は知識を持っているので光と音の原因を別のものだとは感じないと思います。

でも他の多くの物事に関していえば、元を辿れば同じものが原因なのに、目の前に現れた現象だけをみて別のものと判断してしまうことがあります。

 

その原因はなんだろうかと、常に元を辿る癖をつけることが大切です。

元を辿る癖を付けていれば、何か起きた結果や現象に対して、その根本原因に気づきやすくなります。

そして、全く別物だと思っていた複数の結果や現象が、元の原因は同じものであったのかと驚きを持って気づくことができます。

 

原因を見つけられなければ、いつも対処療法的に、その場しのぎの対応しかできなくなります。

そしていつまでも望まない同じことを繰り返してしまいます。

「またか」と。

何かが起きたら、その元を辿っていきましょう。

そのトレーニングを続けていけば、ある時、今までバラバラに存在していた目の前の物事が、一気に結びついていくでしょう。

それは難事件の犯人を見つける名探偵になるためのトレーニングでもあります。

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