光と陰の境界線の真ん中に立ちました。身体半分が陰に隠れ、色を失うとともに感覚をも失ったように感じました。
まるで身体半分だけがスコトマに隠れてしまったような感じです。
単に身体半分を影に入れただけですが、もう半分は光に照らされているため、そのコントラストから余計に強くその失った感覚を覚えたようです。
この光と陰のように、私達は重要なものに光を当て、それ以外の部分は陰に隠してしまいます。
全てのものに光を当てて全てが見えれば良いのですが、私達にはそれはできません。
何かに光を当てれば、必ず光が当たらない陰の部分があります。
そして、光が強ければ強いほど、陰(かげ)の部分、つまり見えない部分(スコトマ)も強くなります。
何に光を当てて、何を陰にしてしまっているかは無意識に決めています。
そのため陰があること自体にも気づきはしません。
でも私達のまだ引き出されていない可能性、新しいゴール、新しいリソース、問題の原因はいつも影の部分にあるのです。