分離器

HDMI_Audio_Extractor

映像や音声を送信するケーブルとして現在はHDMIケーブルが主流になっています。以前は映像データと音声データは別々のケーブルを使って送信することが普通でしたが、HDMIケーブルは映像と音声のデータを一本のケーブルで送信できるので配線周りもすっきりします。

以前主流であった赤白?のAVケーブルや映像送信用のD-subケーブルなどはアナログ信号のため送信の過程でデータの劣化が避けられませんでした。更に映像や音声の両方を送るためにはケーブル本数が複数となるため機器の裏側がごちゃごちゃになってしまった経験もあると思います。

HDMIケーブルは1本で映像と音声の信号を纏めてデジタルデータとして送信できるので、映像音声ともに転送による情報劣化がないという利点もあります(正確には映像・音声・双方向の制御信号の3つを1本で伝送できます)。

便利なHDMIケーブルですが、映像と音声データを纏めて1本で送るため、そのままでは映像と音声データを途中で分けることができないという欠点にもなりえます。

例えば、最近超単焦点プロジェクター(至近距離で映像投影ができるプロジェクター)を購入したのですが、そのプロジェクターにHDMIを使ってデータを送ると、プロジェクターから映像が映し出されるとともに、プロジェクター内蔵のスピーカーから音声が出力されます。

プロジェクター内蔵のスピーカーは、スピーカーとしてはそれほど高性能ではないため、映画などの迫力ある音声を聞きたいと思った場合は、物足りないものを感じてしまいます。

そこで、「HDMIデジタルオーディオ分離器(HDMI Audio Extractor)」というものを新たに手に入れ、HDMIケーブルで伝送されている映像音声データの内、音声データを切り離して取り出し、音は別のスピーカーから出すことにしました。

HDMIケーブルから音声データのみを抽出できる便利な機器があるものだと思いました。

一方、私たちが五感を通じて同時に認識したものを、映像だけ、音だけ、匂いだけのように脳内で完全に分離することは難しいものです。

そのことは、私たちにとって素晴らしい体験をもたらしてくれるとともに、しばしば混乱のもとともなっています。

  • 過去と未来
  • 現状と現状の外
  • 自分と自分以外
  • 自己評価と他人からの評価
  • 自分のゴールと他人のゴール
  • Self-EfficacyとSelf-Esteem
  • Want-toとHave-to
  • 言語と非言語
  • ・・・と・・・

分離器を見ていたら、何が分離できて何が分離できないのか、何が分離する必要があるもので何が分離する必要がないものかなど、思考がグルグルと回り始めました。

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