新しいカメラを買いました。それまで持っていたカメラ達とは違う機能やテイストが実現できるカメラのため、早く使いこなしたいと最近いじり回しています。
カメラは私の趣味の一つであり、カメラのことは多少は分かるので、特に説明書を読まなくても感覚的にある程度は使うことができました。
でも、それだと今までの知識の範囲でしか使うことができないこと、今までのカメラとは違う機能をどうやって使ったらいいのかよく分からないこと、実現したい写真や動画を取るためには設定をどうすれば良いか分からないこと、そしてそのカメラの持っているポテンシャルを最大限引き出したいことなどから『取扱説明書』を読むことにしました。
そのカメラの『取扱説明書』を読んでみると、なるほどこのカメラにはこういう機能もあるんだとか、自分が実現したい写真にするための設定はこうすればいいんだということが分かってきました。
もちろん、『取扱説明書』を読んでそのカメラの取り扱い方法を知ったからといって、それがその通りに使えるようになるためには、実際にカメラをいじり、写真をとり、仕上がりをみてと確認しながらと身体で覚えていかないといけません。
ここでは、カメラとその『取扱説明書』を例に取りましたが、私達のマインドも全く同じです。
マインド、つまり「脳と心」を使いこなすためには、その『取扱説明書』なるものが無ければ上手に使いこなすことはできません。
ただ感覚的に使っていては、今までの知識の範囲に限定されてしまう、古いか間違った知識に基づいて使ってしまう、成果が一時的になってしまう、本来はもっと多くのことが実現できる機能が備わっているのに無意識に制限を掛けてしまっている、などということが起こりえます。
コーチングで学ぶことは大きく分けると次の2つに別れます。
・マインドの仕組み
・マインドの使い方
コーチングで学ぶ「マインドの使い方」は、マインドの『取扱説明書』にあたるものだと思えばいいでしょう。
カメラの『取扱説明書』には、カメラの仕組みまでは書いてありませんが、カメラの仕組みまで知っていた方が、より納得感を持って、更に確信度を深めて、カメラを使うことができるでしょう。
そこでコーチングでは単なる『取扱説明書』だけでなく、マインドの仕組みにあたる『機能説明書』も併せて学ぶことになります。
セルフコーチングプログラムであるプロフェッショナル向けTPIEや青少年向けPX2では、そのプログラムを通じて、マインドの『機能説明書』と『取扱説明書』を学び、自分でそれを使いこなしていけるようにしていくものです。
一方、プロのコーチによるパーソナルコーチングでは、マインドの『機能説明書』と『取扱説明書』を熟知したコーチが、クライアントに合わせてクライアント自身がマインドを上手に使いこなせるように教えていくものです(教えると言ってもティーチングとは違うので単純に授業のように教えるわけではありませんが)。
私はより多くの人の人生が豊かで幸せなものとなるよう、このマインドの『機能説明書』と『取扱説明書』を手に入れてもらいたいと考え、プロのコーチとして、更にはプロのコーチを育てるマスターコーチとして活動しています(私が開講している「苫米地式コーチング認定コーチ養成講座」や「パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング認定コーチ養成講座」はそのプロのコーチを養成する講座で、第3者にコーチングをするために必要な別の説明書も学ぶことになります)。
まだマインドの『機能説明書』と『取扱説明書』を手に入れていない方は、是非手に入れてみて欲しいと思います。
その説明書を手に入れて使った後は、前後で同じ自分のマインドにもかかわらず、人生がガラリと変わってしまうことが起こるでしょう。
どうやって手に入れれば分からない方、手に入れたけれどイマイチ理解ができておらず使いこなせていないなと感じている方、まだ手に入れていないけどこれから指導を受けながら理解して使いこなせるようになりたい方などは、まずはコーチを探してみるところから始めてみても良いと思います。