外部化

昨日に引き続き「コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム(CCCP)」のセミナーを開催しました。このプログラムは全14Unitで構成され、標準2日間で実施するように設計されています。

今週末のCCCPセミナーでは、私は敢えて前に立って講師をしていません。

主に、会場の後方から、講師がどのようにこのプログラムを説明し進めていくのか、受講者の反応・理解度はどうなのかなどを観察していました。

 

今まで、私は、このプログラムの構成を考えたり、テキスト化する内容や講師が説明する内容を文章化することもしてきました。

その過程で自身の思い込みに囚われないようにと、視点を上げて俯瞰しながらチェックもしてきました。

しかし、このプログラムは自分の理解のためにあるためではなく、クライアントであるコーポレート(及びその構成員)のためにあるものです。

そのため、そのクライアントが理解し使えるようなプログラムになっているか、その理解を促すために講師が説明しやすい内容になっているかが重要となります(当然のように私だけが理解し、説明できても意味が無い)。

 

私たちは誰でも今は認知できていないスコトーマ(Scotoma,心理的な盲点)があります。

そのため、常に「自分にはスコトーマがある」という意識を持つことが重要です。

 

私が考える優れたコーチである要素はいくつかあります。その中でも、

『スコトーマの存在について常に考えていること』

が最重要の一つです。

 

そのスコトーマを外すための方法は色々ありますが、今回のケースであれば、一度自分から外に出して検証してみることです(外部化)。

一般的に自分以外の第三者に何かをチェックしてもらうというのも、外部化することにより、自身のスコトマの有無を洗い出すという機能があります(CCCPを作る過程でも認知科学者の苫米地博士や私以外のプロジェクトメンバー、そしてコーポレートコーチに何度かチェックしてもらっています)。

このTAJIMA+にも幾つかの機能を持たせていますが、読んでいただいている方のスコトマを外すという機能以外にも、文章化することにより外部化し、自身のスコトマのチェックをする機能も持たせて書いています。

 

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