時々「分からないからできない」というセリフを聞くことがあります。それは、その通りでしょう。分からなければ、できるはずはありません。そのセリフに間違いは無いですが、それを自分の持っている能力の自己評価に結びつけるのは頂けません。
「分からない」→「できない」→「自分には能力がない(低い)」and/or「自分には価値がない(低い)」→「自分が未来にできることはこれぐらいの低い(狭い)範囲だ」。
このように連鎖していって、未来の可能性をごく限られた狭い範囲にしてしまいがちです。
本来「分からない」とは、その時点で「分からない」のであって、未来永劫「分からない」ことを意味していません。
「分からない」のは、単にその時点でそのことに対する知識が不足しているだけかもしれないし、経験が不足しているだけかもしれません。あるいは抽象思考のような思考法の訓練ができていないだけかもしれません。
でも、それはあくまでも現時点(過去)のことで、未来にどうかという可能性を制限するものではありません。
多くの人が陥りがちな「分からない」→「できない」→「自分はダメ」→「この先も自分には分からない」というループから抜け出す必要があります。
「分からない」状況がでてきたら、そこで思考停止してはいけません。
「分からない」のは何故なんでしょうか?それを考えましょう。
単に知識が無いから分からないのであれば、知識を仕入れましょう。
そもそも興味が無いから分からないのであれば、興味を持つようにするか、興味が無いから今はできないというだけに留めましょう(評価を下げてはいけません)。
いま「分からない」ということは、未来の自分の無限の可能性を制限するものではないことを「分かって」おきましょう。