今はどこへ行くのもスマートフォンがあれば、地図アプリを使いながら目的地にたどり着くことができるので本当に便利になったと感じています。その分、紙の地図の出番はすっかり減ってしまいました。
確かにスマホの地図アプリは便利ですが、見ている地図は過去なんですよね。
それは紙の地図であっても同じですが、地図はある過去の時点のデータを元に作成されているからです。
リアルタイムに更新されその情報が全て反映されている地図はまだ存在していないでしょう。
ところで、過去ではなく未来を観ることができる地図があることを知っていますか。
その地図は「都市計画図」といって、地方公共団体がその行政区域内の都市計画の内容を地図上に示したものです。
簡単に言うと将来ここに大きな道路を作る計画がある等の情報が(過去の)地図上に点線などで引かれています。
例えば、渋谷区の「都市計画図」はこんな感じです。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/machi/pdf/toshikeikakuzu20151001b.pdf
見慣れないと全く分からないかもしれませんが、そこには、未来にこの街はこうなる(こうしたいと自治体等が考えている)という情報が沢山盛り込まれています。
あくまでも計画なのでこの通りなるとは限りませんし、未来のどの時点でそうなるのかも分かりません。
でもしっかり観てみるとその都市の未来の姿が見えてきます。
ほとんどの自治体が自身のHPで「都市計画図」を公開していますので、まずは自分の住んでいる街の未来の姿を観てみるとよいでしょう。
(役所でも閲覧可能ですので、紙で見たい場合は役所に行ってみましょう)