羽化

cicada_shell

バルコニーに蝉の抜け殻が落ちていました。きっと鳥が咥えて運んでいる途中で落としたのでしょう。よく知られているように、蝉の一生である「卵→幼虫→成虫」のうち、幼虫として土の中で3〜17年程(蝉の種類によって異なるようです)過ごした後、地上に出てきて羽化して成虫となって1ヶ月ほどでその一生を終えます。

幼虫から羽が生えた成虫に変態するときに抜け殻ができます。

抜け殻を見ていると、幼虫から成虫へ変わる時の情景が想起され、それはまるで現状の外に飛び出していくようでもあります。

その臨場感を得たい方は、蝉の一生である17年間を7分間に纏めた次の映像を見てみてください。

(虫が苦手の方にはすこし厳しい映像かもしれませんのでご注意を)

この映像を見た後は、夏の間にどこからともなく聞こえてくる蝉の鳴き声が今までとは違ったものに聞こえてくるはずです。

そしてその鳴き声から現状の外へ向かうエネルギーをもらえるかもしれません。

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