花と想像力

flower_spring1

花屋に立ち寄ると、季節の移り変わりとともに置かれている花がどんどん変わっていくのを感じられます。

特に春から夏に掛けては、冬には無かった色とりどりの花が見られるため、どの花を買って帰ろうかなと選ぶのが楽しみでもあります。

目を引かれた花を手に取り、その花の色や香りや形などを確かめると、次にその花が置かれた状況を思い浮かべイメージします。

例えば、

事務所のあの場所に置いてみたらどうだろうか、

でもその場所に置くには他のものを動かさないとバランスが悪いな、

この花に合わせてレイアウトをどのように変えばいいだろうか、

同じ種類の花でもこちらのより淡い色の方が部屋には合うかな、

この先成長して大きくなった場合を考えるとこっちの花の状態の方が良いかな、

鉢はどれぐらいの大きさでどんな色のものが合うだろうか、

などと頭の中でどんどんイメージしながら、その花に関わるであろう情報を動かしていきます。

単に目の前にある花を綺麗だなと感じることも大事ですが、それで終わらせずに実際にその先に置かれたイメージをしてみるのです。

そうやってその先のイメージをして、頭の中で情報を操作してみることは、私たちの想像力を育てくれます。

 

イメージした後は、実際に花を買ってみて、イメージした通りになるかを部屋などに置いて確かめると更に良いでしょう。

イメージした状況と、実際に行動に移し実行してみた状況とは必ずしも一致しないものです。

そのギャップを確かめ次回に活かしていくことで、想像力の精度が高まっていきます。

 

spring_flower2

そうやって情報を頭の中で操作し、次に実行して確かめることを繰り返していくと、ビジュアライゼーションも上手になっていきます(はじめは頭の中で情報を操作するのは疲れるかもしれませんが次第に慣れてきます)。

ビジュアライゼーションが上手になることは、あらゆるパフォーマンスの精度を高めることに役立てることができます。

(これはコーチとしてのパフォーマンスを上げるためにも重要なスキルです)

 

花を買う習慣がない方は、単に部屋が華やかになったり癒やされたりといっただけでなく、このようなビジュアライゼーションが上手になるための使い方もできます。

近いうちに、花屋さんに寄ってイメージしてから、買って、飾ってみて確かめてみるといいでしょう。


ここでイメージやビジュアライゼーションとは視覚だけではなく、視覚以外の他の五感をも含むものとして使っています。そのため、視覚以外の感覚も組み合わせられると更に良いです。

Leave a Comment