Themosブランドの誕生111週年記念モデルの魔法瓶を買いました。この魔法瓶は自分で淹れたコーヒーを外でも飲むための魔法瓶を探している時に見つけました。
Themos(サーモス)は、1904年に世界で初めて魔法瓶を製品化し世に送り出しました。
この記念モデルは、魔法瓶の原型である”コップ付きのガラス製魔法瓶ボトル”を、当時のデザインを模して、現代の技術で進化させたものだそうです。
レトロなデザインと、軽量で保温力の高さを両立させているのが気に入りました。
発売当時の写真と見比べると、高機能なのにかなり軽量スリム化されているのが分かり、技術の進歩を感じさせてくれます。
「世界で初めて」というのは、私をいつもワクワクさせてくれます。
今まで世の中に無かった価値を提供することは、それが世の中に受け入れられるだろうかとの不安もあるかもしれませんが、その不安より、世の中に新しい機能を提供できるということに私は魅力や存在意義を感じます。
ところで、コーチの役割の一つはクライアントのスコトーマを外すことです(Scotoma busterとかScotoma Vampireといった表現を使うこともあります)。
そして、今まで世の中にその製品やサービスが無かったということは、人類にとってのスコトーマ(盲点)であったはずで、それを世に出すことは、人類のスコトーマを外すという役割を果たしているのと同じだと思います。
そのため「世界で初めて」というのは、コーチの役割の一つであるスコトーマを外すということ重なり、コーチとしての私はそれに魅力を感じたりワクワクするのかもしれません。
スコトーマが外れるということは、今まで無かったものが目の前に忽然と現れるような、見る人にとってはまさに魔法に掛けられたように感じることでしょう。
魔法瓶もその発売当時はまさに魔法のような瓶に見えたことだと思います。
でもそれは魔法でも何でもなくて、私達がただそれに気付かなかったに過ぎません。
「世界で初めて」というのは魔法に掛けるのではなく、魔法に掛けられて見えなかったスコーマを外す、人類の魔法を解くことなのだと思います。