年の瀬

年の瀬に入ると今年やり残したことを考え始める人も多いでしょう。その場合、今年の年初めに立てた目標に対して、これが達成できた、これは未達だと確認するのかもしれません。

でも今年の年初めという過去に立てた目標を基準に確認しても仕方がありません。

過去に立てた目標を基準に出来不出来を判断している限り、現状は過去の延長線上から抜け出せません。

そして今年こそはこれを達成すると年初に立てた目標は、その時点で考えた現状の延長線上の目標(つまり理想的な現状)である場合がほとんどでしょう。

仮に理想的な現状を年初に立ててしまって、それを基準に判断していたら、ますます自分を現状に縛り付けることになります。

 

もし年の瀬に確認するとしたら、年初には考え(想像)もつかなかった目標(ゴール)を今どれだけ持っているかを確認すると良いでしょう。

現状の外のゴールを設定し、それに向かっていれば、その途中でスコトマが外れて以前には思いもよらなかった大小様々なゴールが見えてきます。

もし、年初には思いもよらなかった新たなゴールを今たくさん持てているのだとしたら、今年は現状の外のゴールを持って進めた証拠の一つとなりうるでしょう。

 

年の瀬には年初のゴールを基準に達成・未達成を確認するのではなく、年初のゴールとはどれだけ違ったゴールを今持てているのかを確認してみて下さい。

Leave a Comment