「あ〜、あれね」を変える

昨日は、ある上場企業において、社長をはじめ役員の方々が一堂に介する場で『コグニティブ・コーポレート・コーチング・プログラム(CCCP)』を実施しました。

CCCPを通じて、私達が持つマインドの仕組みを知るにつれ、参加している皆さまの表情がどんどん明るくなってきて、楽しみながらプログラムを受講されている姿が印象的でした。

 

CCCPを実施しながら、あることがふと思い出されました。

私は以前会社勤めをしており、その会社から独立起業する際に、

「独立して何を始めるのですか?」と、職場の同僚や各所で退社の挨拶する度に聞かれました。

 

「コーチングの会社を立ち上げます」と私が答えると、

聞いた方の反応は主に2つに分かれました。

 

その一つが「コーチングって何?」という反応。

コーチングという言葉を初めて耳にする方の当然の反応ですし、知らない人が沢山いるってことはこれからやれることが沢山あってやり甲斐があるなと嬉しくも感じていました。

 

もう一つの反応は「あ〜、あれね」というものでした。

そのような反応をする方は、以前会社で部下の指導法などの研修でコーチングに触れたことがあったのでしょう。

「あ〜、あれね」の言外には、「(あれは使えないよね)」というニュアンスが含まれているように感じました。

そのため「あ〜、あれね」を聞くたびにガッカリした記憶があります。

わたしは会社でのコーチング研修を受けたことが無いので、その内容をちゃんと把握しているわけではありませんが、たぶん私が学んできたコーチングとは違うのだろうということは容易に想像がつきました。

そして、「あ〜、あれね」というネガティブな反応を聴くたびに、「あ〜、あれは凄いね」へと変えてやると感じたものでした。

 

昨日のCCCPでの受講者の方々の反応をみていると、

コーチングを知っている人に対しては、

「あ〜、あれは凄いね」へと

コーチングに対する印象をガラリと変えることができたのではないかと感じました。

 

コーポレートコーチングの展開は、

まだまだ緒についたばかりですが、

来月に出版される『「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ』も確実に、

「あ〜、あれね」を変えることに繋がるに違いないだろうなと

私自身の期待がますます高まっています。

 


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