実験台

weight

ファスティングをしてから2ヶ月半ほど経ちました。ファスティング終了後の記事を見るとファスティングによって6kgほど体重が落ちたのですが、その後も食事などに気をつけ、マインドを上手に使うことによって現在では10kgほど体重が落ちています(「マインドを上手に使う」とはその中にゴール設定の更新も含みます)。

体重を落とすことが主目的でファスティングをしたわけではありませんが、体重の変化は観察がしやすい一つの指標となるため、ファスティングの準備期間から2ヶ月ほど朝晩と体重の記録を取り続けました。

その記録を眺めるとよく分かることは、変化は一直線には起きないということです(それは当たり前といえば当たり前なのですが、一直線に変化するという当初の期待が挫折の原因となることは良くあることです)。

ファスティング準備期間からの2ヶ月間の体重の変化が分かりやすいようにグラフに線を引いてみました。

例えば、スタート前に目標体重を8kg減と設定して、その達成を1ヶ月後とします(私の実際の目標や期間とは多少違いますが分かりやすいように)。

スタート時点では、下のグラフの青色の直線のように体重が減っていくイメージを持つでしょう。

target_weight

ただ実際は、当初思い描いていたような一直線には体重は減っていきません。

それは、私達には生命を維持するためにホメオスタシス(恒常性維持機能)という一定の範囲を維持するような機能を持っているからです。例えば、体温が一定の範囲にあるのはホメオスタシスの機能によるものです(その一定の範囲をコーチングではコンフォート・ゾーンと呼びます)。

そして、食べなければ、或いは食べる量を減らせば体重は下がってはいきますが、一直線に下がっては行かずに、時々減りが鈍くなる停滞期があります。

その停滞期は、元のコンフォートゾーンから次のコンフォートゾーンへ移行しつつあることを示していますが、停滞期に体重が減らないやと諦めて食べる量を増やしてしまうと、元のコンフォートゾーンへと戻ってしまいます。

逆に停滞期にも諦めずに食べる量を制限していれば、また次のコンフォートゾーンへ移行するために体重が減り始めます。

そうやって、何度かコンフォートゾーンの移行を繰り返しながら(物理身体のホメオスタシスと情報身体のホメオスタシスとの綱引きをしながら)目標体重に移行していきます。

私はファスティング開始前、期間中、期間後と体重の変化だけでなく、マインドがどのように働くかをずっと観察していました。

そのため、思うように体重が減らない停滞期も、マインドを上手に使うことによってそれ乗り越えることができました。

私自身はコーチなので、そのようにセルフ・コーチングをしながら目標体重を達成することはそれ程難しいことではありません。

でもこれがクライアントの場合だったらどうでしょう。

もしコーチが、クライアントはゴールへ向けて一直線に変化していくものだと思っていたら、それこそ間違ったマインドの使い方を教えてしまう可能性もあります。

このケースでは、特にコーチが必要とされる場面(タイミング)がいくつかあるのですが、そういったこともコーチは自身のマインドを観察しながら身体で覚えていく必要があります。

今回は体重が分かりやすかったので体重を例に上げましたが、それは体重を減らすとかいうものではなくても良いです。

コーチ自身のゴールへ至るプロセスの中で、良くマインドの変化や反応を観察して、マインドがどのように働くものかを覚えていくと良いでしょう。

コーチにとって、マインドの使い方は、単に知識として頭で知っているというだけでは足りません。

そこには自身の体験を通じた体感が必要になってきます。

コーチを目指す方は是非、自身を実験台にしてマインドの仕組みと使い方を覚えていってください(但し、自身を何の実験台とするのかは自己責任でお願いします)。

It's only fair to share...Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Email this to someone

Leave a Comment