表参道ヒルズの裏手の住宅街の中に時々立ち寄るカフェがあります。そのカフェのある道は日ごろ人があまり通る道ではなく、外観は和風の民家なので知らないとその存在すらも気づかずに通りすぎてしまいます。
看板は外に出ているのですが、上の写真のように茶色で周りに同化しているフレームしかなく、そのフレームにお店の名前と営業時間が書いてあるだけです。
看板というと「ここにそのお店があります」と目立つようにしてあるのが常識的でしょう。
更に、立て看板はフレームの中にお店の名前を表示をしているプレートが嵌めこまれているものだというものだというのも私達の常識でしょう。
でも、そういう常識による思い込みでこのカフェを目指して行っても、不思議なことにその看板の存在すらも目に入ってきません。
私はこの店の存在を知った時、行ってみたいとお店を目指しましたが、見事に通りすぎてしまいました。
この辺りのはずなんだけどと地図を見て何回か往復して、目の前にこの看板を見付けた時、私達の持つ常識や信念によってできているスコトマの存在を強烈に感じました。
物理的には目に入っていたとしてもそれを認識できるかどうかは、私達の常識や信念によって大きな影響を受けます。
このカフェに来る度にそのことを思い出しながら、美味しいKOFFEEを頂いています。
民家を改装したお店の中も素敵なので、スコトマを外しにこのカフェを訪れてみるのもおすすめです。