L.A.から日本に戻りました。今回の旅も「場に立つ」ことによって沢山の体感を持って帰ることができました。
今回の旅の主目的として、米代表水泳チームの元監督(Head Coach)であるマーク・シューベルト氏が現在指導されているスイミングクラブ”Golden West Swim Club”を訪問させて頂きました。
そして、
1日目は15:30-17:30
2日目は6:30-8:30
と2回の練習を見学させて頂きました。
マーク氏は大会で遠征をしていない日は、ほぼ毎日この1日2回の練習をコーチするためにプールサイドに立っています。
その間一度も座る姿を見かけることはありませんでした。
40年以上に亘って毎日のようにこの繰り返しをしてきたことになります。
朝練のために誰よりも早くプールへ行き鍵を開けるのもマーク氏の日課で、朝起きるために目覚ましを掛けることなく自然と目が覚めるそうです。
私が日本でマーク氏にお会いする時は、コーチングセミナーの講師としていつもスーツ姿でお話されている姿でした。
それはそれで世界のトップコーチとしての貫禄と自信と余裕が伝わってきて、言語・非言語で沢山のものを学ばせて頂きました。
それでも、今回プールサイドで選手たちをコーチしている姿を見て、やはりマーク氏はこのプールサイドで選手たちをコーチするのが何よりも好きなんだな、と感じぜずにはいられませんでした。
自分はこれが何よりも好きなんだ、ということも自然に選手たちにも伝わっているようでした。
やはり好きでないものは続きませんし、ましてやクリエイティビティも働きません。
マーク氏は、水泳界でコーチとして携わった記録更新やオリンピックのメダル数は世界一だと思います。
そのような世界一のコーチ実績を残せたのは、やはり世界の誰よりも水泳選手をコーチングするのが好きなのだからこそだと改めて感じることができた貴重な体験となりました(もちろんマーク氏は誰かと好きを比べたり競いあっていたわけではありません)。
もちろん他にも沢山の学びを今回得ているのですが、それらは文章にするとあまりに薄っぺらく感じてしまいそうです。
まさに言語で表現できる情報を超えているので、今後様々なライブで話す場でお伝えしていったり、私自身がそれを体現することによって伝えて行くことになりそうです。