全部という選択肢

昨日の魔法瓶の記事に対して質問を頂きました。「どうして3本も魔法瓶を買ったのですか(1本で十分では)?」と。

私はほとんど無意識に3本注文してしまったのですが、確かに何で3本も買うのか疑問が浮かぶかもしれませんね。

Themosの誕生111周年記念限定モデルは、「レッドチェック」「ブルーチェック」「グリーンチェック」三種類の色があります。

その三種類を全て買った訳ですが、その理由の一つはどれもそれぞれに色が良かったからでしょう。

一個だけ購入可能とか五個必要だと予め条件が決まっていれば、選択はまた違ったのだと思うのですが、今回はそのような制約はありませんでした。

たいてい同じもので複数の選択肢があり、そこから選ぶ場合、無意識に一つだけという選択をしまっていることが多いと思います。

私は今回のように複数の選択肢がある場合、どれか一つを選ぶというより、「全部(或いは複数)という選択肢」が取れないかを必ず考慮に入れます。

それは私が教育を受けていく中で、どれか一つが正解ということを無意識に刷り込まれているかもしれないからです。

例えば、「将来何になりたいか」かを小学校で書かされたとします。
きっと、その時想定される(期待される)回答は一つでしょう。

でも、本来はいくつなりたいものがあったって構わない訳です(実際私は仕事だけでも沢山の役割を持っています)。

中には、あれにもこれにもなりたいと言う子供もいるでしょうが、その後の教育の中で何か一つを選ぶというようにいつの間にか矯正されてしまう事が多いと思います。

そのようなマインドの使い方が染み付いてしまうと、大人になってもゴールは一つだけ、というマインドの使い方を無意識にしてしまいがちです。

(買い物に行くとたいてい私が両方とか全部とかいう買い方をすることが多いので、どれか一つを選ぶんだろうと思っている店員さんの方が驚きます)

コーチングでは、ゴールは複数設定すること、と教えられます。

複数のゴールを設定すると、力が分散してしまい、結局どのゴールも達成出来ないのではないかと思うかもしれません。

でも、私達の無意識は凄いもので、複数のゴールがあると、それを全て達成できるような方法をクリエイティブに考え始めます。

その結果、今まで見えていなかったスコトーマが外れるチャンスも増えてきます。

選択は一つというマインドの使い方から自由になりゴールを増やすための訓練として、「全部という選択肢」も加えてみて下さい。

どうやって全部を取れるかという方法は、選択してから考えれば良いのです。
追記:

今回三種類全部という選択肢を取ったことで、初めに想定していなかった新たな使い方が見つかりました。そして更に三種類をもう一個ずつ追加購入してしまいました。

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