ゆめのおおはし

bigbridge

渡ろうとした橋が「夢の大橋」という名前でした。こちら岸(現状)から向こう岸にある夢(未来)へ向かっているイメージをしながらその橋を渡ってみました。

もちろん難なくその橋を渡りきることができました。

でも、人生の夢という大橋を渡りきるのは、物理的な橋を渡るように簡単なことでは無いと感じている人が多いでしょう。

実際それはその通り簡単なことではないとも言えるし、そもそもその仕組みを理解していないためにより難しく感じている部分もあるかもしれません。

 

では私達が持つ人生の夢へ向かう大橋を渡りきり、その夢を実現するにはどうしたら良いのでしょうか。

いま私がパッと浮かんだポイントは次の4つです。

(1)夢を持つ
(2)夢をゴールにする
(3)エフィカシーを上げる
(4)ゴールを更新する

これらを全部詳細に説明するには、広範なコーチングの概念を説明する必要がでてくるので、ここではごく簡単に各ポイントを見ていきましょう。

 

(1)夢を持つ

まずは当たり前のようですが、すべては夢を持つことから始まります。

夢がなければ、それを渡るための橋も掛けようもありません。

それも自分が心から望む夢である必要があります。

自分が心から望むということが分かりづらければ、誰に止められても叶えたい夢と言い換えてもいいでしょう。

 

(2)夢をゴールにする

夢といっても、ゴールといっても、同じことを意味している場合もあれば、それぞれ別の意味で使っている人もいるでしょう。

ただ、コーチングでは夢とは言わず、ゴールといいます。

ここで「夢をゴールにする」とわざわざ言ったのは、夢というと単なる願望でしかない場合が多いからです。

「その夢を叶えたい」と言う場合、それは単に願望しているにすぎません。

「したいなぁ」と言っている限り、その夢は叶いません。

ゴールといった場合、それは単なる願望ではなく、「その夢を自分は叶える(ている)」というゴール達成を前提とした肯定的な意味が含まれます。

文章の表現としては、

「〜したい」(夢)→「〜する」「〜している」(ゴール)

というような違いになるでしょう。

夢と言っている限り(「〜したい」と言っている限り)、橋の手前で向こう岸をただ眺めているに過ぎません。

ゴール(「〜する」「〜している」)にしてこそ、その橋の向こう側にいる自己イメージが生まれてきて、橋を渡り始めることができます。

 

(3)エフィカシーを上げる

エフィカシーとは、「自分のゴールの達成能力の自己評価」のことです。

つまり、自分のゴールを自分が達成できると、自分がどれぐらい確信しているかの度合いです。

エフィカシーを上げることは、コーチングの核となる部分です。

定義上、ゴールが無いとエフィカシーは上げようがないので、(2)の夢をゴールにするというのが重要になってきます。

そして、向こう岸(ゴール)まで橋を渡りきれるというエフィカシーがなければ、当然橋を渡りきることはできません。

ゴールに見合ったエフィカシーがなければ、渡り始めないか、やっぱり無理だと途中で引き返してくることになります。

 

(4)ゴールを更新する

橋を渡り始め、途中強風や豪雨に会いながらもそれを乗り越え、いよいよもう少しで渡りきれると思った所まで来たとします。

でも、その時には渡り始めの頃のようなエネルギーが湧いてきていないことを感じることでしょう。

ゴールは私達のエネルギーや創造性を生み出す源ですが、ゴールに近づくとそのエネルギーや創造性は弱まってしまいます。

惰性で渡りきれることもあるかもしれませんが、渡りきった後にはエネルギーや創造性が枯渇してしまいます(いわゆる「燃え尽き症候群」のように)。

高いエネルギーと創造性を維持しながら勢い良く向こう岸までたどり着くためには、橋を渡っている途中で、ゴールを更新(再設定)することが重要です。

渡り始めたら、もう渡りきることをゴールにしてはいけません。

渡りきった後にどこを目指すかを新たなゴールとしましょう。

そのように、ゴールが更新できれば、もともとのゴールは単なる通過点となるので、「あら、いつの間にか橋を渡りきっていたぞ」という状態となり、めでたく今来た橋を渡りきりながらも、更新したゴールのための大橋をすでに渡り始めていることになります。

 

 

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