ゴールを投げる

昨日に引き続き、リバティーコーチングを立ち上げてから転機となったことを思い出しました。

パーソナルコーチとしての活動は、お陰さまで順調にスタートが切れたと思います。

設立してから丸2ヶ月が過ぎた頃、上野雅子コーチと喫茶店で打合せをしていました。

打合せといっても、眉間に皺を寄せてウンウンと考えるというより、リラックスした雰囲気の中、話があちこちに飛びながら、時々話を昇華させてマインドの仕組みや使い方に繋げるという感じの打合せをしていました。

そういった話しの中から出た、多くの人が悩んでいることや知りたいであろうテーマにスポットをあてた二人の対談映像も撮り始め、オリジナル商品の開発も進めていました。

ただ、その時点では、セミナーを開催するのは半年後ぐらいかなと何となく思っていました。

そして、その打合せの時にふと思いました。

「なんで半年後なんだろうか」と。

今すぐセミナーをやってもいいのではないかと。

たぶん半年後というのは、コーチとしての認知も広がり、ある程度集客を望めるのがそれぐらいだろうという感覚だったのだと思います。

 

しかしそれは過去から考えた思考パターンであることに気づきました。

私たちは何かしらの期限を決める時は、前例や過去の経験や常識などを踏まえて無意識に期限を決めます。

この思考パターンの怖い所は、本当は新しい方法を見つければそれよりももっと前倒しして達成可能なのに、過去の方法に囚われてそれだけ達成までに時間を掛けてしまうことです。

 

既に自分にはセミナーをやるだけのコーチングに関する知識は十分あるはずだ。

それなら半年後ではなく、今すぐやろう、と。

セミナーに人が集まるかどうかは後から考えれば良い。

「ゴールが先、方法は後」というコーチングの核となるプリンシプルを実践しよう、と考えました。

 

そんなことを打合せ中にふっと思った私は、突然、上野コーチに告げました。

「1ヶ月後にセミナーをやろう」と。

上野コーチもエフィカシーが高いので、「やろう」とすぐに賛同してくれました。

上野コーチは「どうやって?」と聞いてから「やろう」とは決して言いません。

方法は後から見つければいいことを知っているからです。

いつも「やりたいこと」は、まず「やろう」ありきです。

 

そうなったら話の展開が早いです。

その場で、二人の1ヶ月後のスケジュールの空きを照らしあわせて、日付を決めました。

次に、パソコンを広げ、セミナーができる会場を探し、その場で電話して予約。

タイトルは何にする?と話しながら「Create Liberty Mind?未来の自分を作るために〜」にしようと決めました。

そして、HPに日付と会場とタイトルと講師名とフォームだけ載せて、Twitterにリンクを貼り、その場で募集開始です。

コピーライティングも何もありません。

セミナーの中身が分かりそうな情報といったらタイトルぐらいのものでしょう。

集まらなければ、その時また方法を考えれば良いと思っていました。

そして募集を開始するとすぐに申込みが入り始め、なんと次の日には満席になっていました。

そこで急遽第2部を作り、同じ内容で同じ日に2つのセミナーを開催することにしました。

タイトルは決まっていたものの、セミナーの中身はそれから作りました。

中身を決める前にもう人が集まっている状態でした。

でも私達は必ず良いものを作り届けられるというエフィカシーがあり、その後1ヶ月を掛けて中身を作り上げていきました。

CLM_meeting

(この写真はそのセミナーを決めた時に書いていたメモです)

このようなマインドの使い方を「ゴールを投げる」という言い方を私はしています。

まるで「ボールを投げる」ように、未来に「ゴールを投げる」のです。

ボールを投げた後にそのボールの在処を探して取りに行くように、未来にゴールを投げ方法を見つけながらゴールを取りに行くのです。

 

「ゴールは先、方法は後」を実践し、それを早期に体感できたことは、その後も次々と「ゴールを投げる」ことを可能にしました。

そのため、私は比較的短期間に多くのことを実現することができました。

方法を見つけてから、ゴールを投げていたら、今の私はこのような形では存在しなかったでしょう。

ゴールを投げ、それから方法を見つけることを繰り返していけば、沢山の可能性が引き出され、半年、一年前には想像もつかなかったことが次々と実現していくでしょう。

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