ズレ

gap_subconsious

無意識を味方にするにはズレに対処する必要があります。ズレは意図せずズレていまっている場合もあれば、ズレを意図的に作り出す場合もあります。ここでは前者を取り上げてみましょう。

意識の上ではこうやって身体を動かしているはずなんだけど、無意識の動作はそうなっていないような場合、スポーツだとそのズレがスランプやパフォーマンスの低下を引き起こす原因になっていることがあります。

そのズレに気づき自分で修正してできれば良いのですが、ズレていることに自分では気が付かない(気付けない)ことも沢山あります。

優れたスポーツインストラクターなどの第三者が観れば、その身体の使い方のズレに素早く気づき、修正するよう指導することも可能です。

 

身体の使い方だけではなく、マインドの使い方でも同じようなズレが生じていることがあります。

例えば、セルフトーク。

セルフトークとは自分自身に語りかける内省的な会話です。

これは無意識に行われているものです。

この記事を読んでいる今この瞬間も皆さんはセルフトークをしているはずです(意識していないだけで)。

そして意識的にはこのようなセルフトークをしているはずなんだけど、実際には(無意識では)そのようなセルフトークにはなっていないことがあります。

セルフトークはその人の内部で行われているので外からは直接的には見えないものですが、様々な形で外に現れるので間接的にはそれを観察することが可能です。

そしてコーチは、観察の結果、その人が日頃どんなセルフトークをしているかが大体分かります。

 

良いセルフトークを身に付けたとしても、いつの間にかセルフトークが乱れてしまって、ズレてしまうこともあります。

ゴールとズレているセルフトークをしているクライアントもいます。

コーチからみると、そのクライアントとの会話や言動からそれに気づき指摘することもできます。

でも自分では無意識で行われているものであるがゆえに、それになかなか気が付かないものです。

 

アファメーションは、そのズレをセルフで修正できるツールともなります。

ただアファメーションをしていたとしても、そのズレに気づかないこともあるかもしれません。

 

コーチングにおけるコーチは、そのようなクライアントに起きている自身では気づかないマインドの使い方のズレを修正するのも役割の一つです。

そのようなズレを見抜き、(直接的にそれを指摘するかどうかは別として)修正できるのが、優れたコーチとも言えるでしょう。

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