活きた引き出し

kongobuji

今日も高野山で代表的な寺院などを幾つか巡り高野山に対するゲシュタルトが更に大きくなりました。奥の院を再び訪れ空海にも再会しました。

奥の院では同じ場所にもかかわらず昨日は気づかなかった新たな発見や新たに得られた体感がいくつもありました。

昨日それが認識できなかったのは奥之院にある「弘法大師御廟」に行き空海に会うことにロックオンしていたからでしょう。

そして、新たな発見を得たのは、昨日その目的が達成でき、今日はより良い広い視野で観察できたからだと思います。

更には、昨日空海を体感できたことで、より空海に興味を持ち、その周辺知識を知りたいと思い、RASを開いていたからでもあったでしょう。

私は(365日,24時間)コーチなので、どんなことでも自然とそこで得られた気付きや体感などをコーチングにどのように活かせるのかを無意識のうちに考えています。

今回も空海に会うことで得られた体感や経験をどのようにコーチとして活かせるのかを無意識に考えていました。

その結果、幾つかの仮説を得て、高野山を後にしました。

そして、高野山から大阪に戻り、苫米地式コーチングの大阪勉強会に顔を出しました。

(正確には、私が大阪に行くのに合わせて、関西方面の認定コーチ達が大阪で自主的・定期的に開催している勉強会の幹事の方に連絡し臨時で集まって頂たわけですが)

その大阪勉強会で私が何を話すかは事前に決めていませんでしたが、メンバーの顔を見て、さっそく高野山に行って得た幾つかの仮説を話してみることにしました。

その結果、参加者の認定コーチたちがその仮説から話を発展せていったり、そこで何かしらの気づきを得て頂いたり、私自身も新しい情報を頂いたりと、何かと実りの多い勉強会となりました。

やはり、自身が経験したことは臨場感を持って相手に伝わりますし、経験の伴っていない理論だけを話していてもコーチとしては意味がありません。

そのため、コーチとしては経験の引き出しを沢山持って置く必要があります。

でも単に経験だけを話しても、それもまたコーチとしては意味はなく、その体験からエッセンスを抽出しコーチングに照らして何が言えるのか(仮説)を自分の頭で考え話せる必要があるでしょう。

次に、その自分の頭で考えたこと(仮説)は、話したり書いたりとアウトプット(外部化)してみることがとても重要になります。

他の人へ向けてアウトプットすることで、他の人の反応を見ながら仮説をより発展させることができたり、仮説の抜け穴(スコトーマ)が見つかったりと、何かしらのフィードバックを得て次の段階へ進むことができるからです。

そうすることで、その引き出しは「活きた引き出し」に変わっていきます。

引き出せない引き出しはその機能を果たせないので、コーチは「経験→仮説→外部化」をして「活きた引き出し」を沢山つくるようにしましょう。

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