今週末は認知科学をベースとした組織向けコーチングプログラムである「Cognitive Corporate Coaching Program」の講師を養成する講座が開催されています。
本日は、本番を想定したレベルでの講師トレーニングが行われました。
これまで何度も実習を繰り返してきたこともあり4日目となった本日は初日とは見違えるほどの成長をそれぞれの参加者に感じることができました。
講師やファシリテーターを養成する講座を担当して、いつも感じるのはやはり場数(ばかず)を踏むことの重要性です。
何ごとも技術を習得するには何度も繰り返して経験を積み重ねることが必要です。
そして経験を積み重ねるほどに(自分が目指すレベルまで)上達してきます。
その経験を積むのは本番のみならず、本番前のリハーサルといった形でも経験を積み重ねることができます。
リハーサルは、実際に身体を動かして行うこともできれば、イメージによるリハーサルといったことも可能です(コーチングではイメージによるリハーサルを「ビジュアライゼーション(Visualization)」といいます)。
本日のトレーニングまでにリハーサルをどれだけしてきたかによっても、その成長の度合いは人それぞれに違っていました。
求めるレベルに到達するまで何度も何度もリハーサルを繰り返す(リハーサルには何度も繰り返すという意味が含まれています)。
それが無意識にできるようになるまで、フィードバックを取り修正を加えながら、しつこく何度も繰り返す。
求めるレベルに到達するには、それが数百回、数千回も必要なこともあるでしょう。
でも、それが本当に自分が望むことでなければ、繰り返して身に付けることは難しいはずです。
逆に、本当に自分が望むことであれば、他人から言われなくても何度も繰り返して必要な知識や技術を習得するものです。
「自分が心から望むゴールを設定し(そのゴールを更新していくことも重要です)、そのゴールを達成する自己イメージを作り上げ(それが自分の限界を決めます)、それに一致するまで何度も何度もリハーサルや実践を繰り返す」、その繰り返しが必要です。